ごみ屋敷のトラブルを避けるための心構え

ごみ屋敷のトラブルを避けるための心構え

自分の家だから、ごみ屋敷にしても自分の勝手だと思うかもしれませんが、実際は近隣住民に迷惑をかけてしまうケースが多いです。例えば、生ごみを捨てずに溜め込んでいると、腐敗臭が漂うようになります。特に夏場は悪臭が強くなり、ウジやゴキブリも発生しやすくなります。ウジやゴキブリなどの害虫は室内だけでなく、建物を囲うようにして増えてしまうのです。人に迷惑をかけてしまっている時点で、自身だけの問題ではありません。

ごみ屋敷を放置すると、高確率で近隣住民との間でトラブルが起こります。ごみ屋敷のレベルに明確な定義はありませんが、ごみが高く積み上がっているほど重度だと考えられています。さらに重度なのは、室内だけでなく建物の外にもごみが溢れてしまっている状況です。そうなれば建物周辺の通路が狭くなり、近隣住民から歩きにくいというクレームが入る可能性があります。また、ごみが高くまで積み上がっている状況では、通行人が怖い思いをすることになるでしょう。

ごみ屋敷による最大のトラブル ごみ屋敷による最大のトラブルは、放火されてしまうことです。燃えるものが外にあると、放火されるリスクが高くなります。放火魔は燃えるものを探しているので、ごみ屋敷は絶好のターゲットにされる可能性があるわけです。たとえ放火されなくても、自然発火によって火災が生じるケースはありえます。そうなれば自分の家だけでなく、周りの人達にも迷惑をかけてしまうでしょう。

トラブルを避けるために一番良いのは、ごみを溜め込まず、こまめにごみ収集日に出してごみ屋敷にならないようにすることです。ごみ出しが面倒だからと1回サボってしまい、それがきっかけでごみ屋敷になっていくケースは少なくありません。すでにごみ屋敷状態になっているのであれば、早めにごみ屋敷を解消することが大切です。中でも、ごみ屋敷の解決を得意とする専門業者に依頼するのが良い方法です。ある程度ごみが増えてくると、積極的に捨てていかないと分別作業が困難になります。一人で対応するには時間がかかりすぎますし、怪我をするリスクもあるので、最初からプロにまかせるのが得策でしょう。